第9回 キャンパス・セクシュアル・ハラスメント
全国ネットワーク 全国集会

テーマ:「二次被害を生まないシステムと人づくり」

日時 2003年 7月5日(土) 6日(日)
会場 岡山大学自然科学研究科棟
〒700-8530 岡山県岡山市津島中 3-1-1(岡山大学津島キャンパス)
( 地図、行き方. バスの時刻表.)
主催 キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク
後援 岡山大学職員組合
問い合わせ先 第9回大会事務局:SANIO(セクハラ・アカハラ・ネットワーク・イン・オカダイ)
[電話] (086)251-8247
[email] sasakura@momo.it.okayama-u.ac.jp

目次


                              

プログラム

第1日
12:30 受付開始
13:00〜15:00ワークショップ
ワークショップ1「〈スクール・セクシュアル・ハラスメント〉防止と解決に向けて」
ワークショップ2「CAP(子どもへの暴力防止)ワークショップ〜 誰にでも〈安心〉〈自信〉〈自由〉の権利がある〜」
ワークショップ3「ウェン・ドー(WEN-DO)〜女性のための安心創出法ワークショップ」
15:30〜17:00 基調講演
「セクシュアル・ハラスメント事件へのサポート〜被害者代理人としての立場から〜」
雪田樹理氏(弁護士・横山ノックセクハラ事件被害者弁護団事務局長)
18:30〜 懇親会
第2日
10:00〜12:00 分科会&ワークショップ
ワークショップ4「セクシュアル・ハラスメント研修体験ワークショップ〜大学は何をすべきか」
分科会1「セクハラ専門相談員の役割」
分科会2「〈アカハラ〉を考える〜概念再考と課題・可能性学生ネットワークの確立を目指して」
分科会3「弁護士との連携を考える」
13:30〜15:30 全体会

参加費

一般(全国ネット会員・岡山大学職員組合員) 2000円  
一般(非会員) 3000円  
学生1000円
懇親会 一般 5000円、学生3000円
*1日目の基調講演のみ参加の方は、一般、学生共1000円
*懇親会のみ事前申し込み必要。詳しくは以下の懇親会についてをご覧下さい。

懇親会について

懇親会を7月5日18:30から予定しています。参加希望者は、6月30日までに笹倉(sasakura@momo.it.okayama-u.ac.jp)ま でお申し込みください。参加費は、一般5000円、学生3000円です。
懇親会の場所:つしま苑(Tel.086-252-1331)

宿泊案内

宿泊が必要な方に岡大生協が宿泊斡旋をします。 岡山大学生協トラベルサービスセンター E-mail:Okayama.Shop@ma3.seikyou.ne.jp Tel: 086-251-0204 (担当:平岡)

プログラム詳細

第1日(13:00〜15:00)

ワークショップ1
〈スクール・セクシュ アル・ハラスメント〉防止と解決に向けて

コーディネーター: 内田由理子(詫間電波高専)
報告者:小倉久子("人間と生"教育研究協議 会香川)
    亀井明子(スクール・セクシュアル・ハラスメント防止協議会全国ネットワーク)

このワークショップではスクール・セクハラの被害の実態と二次被害を明らかにしながら、被害者への対応と解決方法に取り組みます。キャンパスで の問題と重なり合う点、教育実習生の被害にも目を向けながら、解決への道筋をみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。

ワークショップ2 
CAP(子どもへの暴力防止)ワークショップ〜誰にも〈安心〉〈自信〉〈自由〉の権利がある

実施主体:CAP岡山連絡会

CAPは、少女へのレイプ事件をきっかけに米国で開発された「子どもへの暴力防止教育プログラム」です。今回は、性暴力やジェンダーに関する内 容をピックアップし、(1)暴力とは、(2)権利について、(3)痴漢、(4)セルフ・ディフェンス、(5)ジェンダーの抑圧 、(6)デートレイプ 相談という流れで行う予定です。10代の若者になったつもりでご参加下さい。きっとエンパワーされますよ。

ワークショップ3
ウェン・ドー(WEN-DO)〜女性のための安心創出法ワークショップ

実施主体:柳本祐加子、松本いづみ(あんしん堂・少女と女性のための安心創出法研究部会)
*参加者:先着10人まで。動きやすい服装でおいで下さい。

1972年カナダのペイジファミリーが創り出した少女と女性のための自己防衛術WEN-DO(ウェン・ドー)をベースにした危険回避等の方法をお伝え します。ワークをご体験いただくと、自分を守るための様々な方法を実は私たちは既に持っていて、実際に安全を守るために使っていることにもお気 づきいただけると思います。私たちのそんな「ちから」を実感できる機会をご一緒に分かち合ってみませんか。

第2日(10:00〜12:00)

ワークショップ4
セクシュアル・ハラスメント研修体験ワークショップ〜大学は何をすべきか

ファシリテイター:北仲千里・隠岐美智子(NPO法人 フェミニストサポートセンター・東海)
*参加者:30人程度までが上限(最大36人程度)。大学の教職員(セクハラ対策委員、相談員、管理職)を優先します。

架空のケースを題材にして、グループに分かれて議論するという作業を通じて、セクシュアル・ハラスメントとは何か、セク・ハラに大学が対応する 手順やその場合の原則などを学んでもらう形式の研修です。

分科会1
セクハラ専門相談員の役割

コーディネーター:周藤由美子(ウィメンズカウンセリング京都)
報告者:白石恵美子(ウィメンズカウンセリング名古屋YWCA)、小柳茂子(相模女子大学)

キャンパス・セクハラは大学特有の人間関係や権力構造が影響するために学外の専門家にセクハラ専門相談員として委託する大学も増えてきています。 それでは専門相談員はどのようなことができるのでしょうか。専門相談員の経験のある報告者から提起を行い、被害者の力になるような相談のあり方 について考えたいと思います。

分科会2
「アカハラ」を考える〜概念再考と課題・可能性、学生ネットワークの確立を目指して

コーディネーター:湯川やよい(一橋大学)
報告者:秋田摩紀(京都大学・アカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク内「うさぎの会」(学生部会)代表)
    金友久美子(一橋大学z・一橋大学内「学生ケアを考える院生小委員会」代表者)
    菊地夏野(京都大学・『キャンパス・セクシュアル・ハラスメントの困難-ホモ・ソーシャルな大学』著者)

何となく知っているようで実はよく知らない「アカハラ」について考えるシンポジウムです。学習・研究環境の改善と向上について広く知識共有、情 報・意見交換し合える、大学、専門を越えた学生同士のネットワークが生まれることを期待して企画しました。パネラー3人は全て学生。異なる角度 から、お3人各々のご活動についてお話いただきます。

分科会3
弁護士との連携を考える

コーディネーター:長谷川伸子(NPO法人福岡ジェンダー研究所)
報告者:水田美由紀(水田法律事務所弁護士)、高崎和美(水谷法律事務所弁護士)、中山まき子(鳴門教育大学教員)

セクハラ事件の解決には、裁判闘争をするにしろしないにしろ法律的な知識が欠かせません。加害者がいち早く弁護士をつけるとい うケースも増えています。この分科会では、防止対策システムづくり、事件後の対処、裁判過程などにおいて、弁護士とどのように 連携をとれば有効かを考えます。当事者・支援者・弁護士のそれぞれがお互いに期待していいこと、反対に自分たちでしなければな らないことなどについて意見交換をしたいと思います。

その他のお知らせ

★図書などの販売について

関連図書などの販売スペースを設ける予定です。販売を希望される方は当日直 接会場にお持ちいただくか、6月30日(月)までに笹倉までお送り下さい。販売 価格について明記した紙も必ず同封して下さい。図書販売についてのお問い合 わせ、送付先に関する問い合わせは笹倉(sasakura@momo.it.okayama-u.ac.jp) までお願いします。

★ギャラリーの設置について

休憩室に、各大学のリーフレットやポスターなどを展示するギャラリーを設定 する予定です。さまざまな大学での取り組み状況を知るためにも、是非足をお 運び下さい。まだ、全国集会に参加される方、当日で構いませんので、ぜひみ なさんの大学のリーフレット・ポスターなどをお持ち下さい。

★全国集会へ参加する学生への交通費補助

全国集会参加希望の学生(全国ネット会員に限る)のうち、岡山県以外からの 参加の方に交通費一部補助を実施します。交通費補助ご希望の方は、下記のフォー ムにて笹倉(sasakura@momo.it.okayama-u.ac.jp)までお申し込み下さい。なお、 応募者の人数によって金額の調整をさせていただきますのでご了承下さい。

補助金は当日受付にてお渡ししますので、学生証をご持参ください。


SASAKURA Mariko sasakura@momo.it.okayama-u.ac.jp